日本では、近年、「不整脈」の方が増えており、その中でもとくに、脳梗塞を招きやすい「心房細動」が増えています。心房細動とは心房が不規則に高頻度で拍動する不整脈で、心房全体が小刻みに震えて心房における正しい収縮と弛緩ができなくなった状態で、脳梗塞の原因のひとつといわれています。
心房細動の原因
加齢とともに増加し、70歳代の5%、80歳代の10%程度の割合で起こる比較的起こりやすい不整脈です。日本国内に約130万人いるとされています。潜在的には200万人を超すともいわれており、高齢化が進んでいる日本では今後も増加が予想されます。。
心房細動の症状
動悸や息切れを感じたり、胸の痛みや不快感、ふらつき、めまい、全身倦怠感などがあります。
慢性化すると自覚症状が軽減する場合がありますが、心房細動自体が治ったわけではなく、放置すると脳梗塞の症状が出る場合もあるため、注意が必要です。
心房細動の予防法
心房細動の方は、脳梗塞が起こりやすい状態にあるため、脳梗塞を予防するためにも、お薬は毎日必ず服薬しましょう。